たたす  タタス  tatasu

  

【(直す・唯す)・正す・糺す・質す】【立たす】
A: 合わす。近づく。問う。収める。直ぐにする。直す。調える。整理する。明らかにする。
<その結果として>
D: 正の方向に離す。「高める・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」

『かんさひこれお たたさねは とみこれおこふ』ホ7
『これたたされて そさのをか ひとりかふむる ゐんはとの とつれはいかる』ホ7
『たかみむすひの かみはかり いつもたたすは たれよけん』ホ10
『せみのおかわに みそきして ちのわにたたす みなつきや』ホ10
『かれもろはねお よりたたし をつるおたてに めおよこに』ホ16
『きみめすおそれ たたされて かるるかなしさ』ホ17
『みちさまたけは めしとりて たたしあかして つみおうつ』ホ23
たたせはころす つみなるお さおゑてのかる またのかに』ホ23
『これみなもとお たたさねは おおみつなして ふせかれす』ホ23
『わかみをや みまきはさとく ほつましる あやまりたたし へりくたり』ホ36
『むかしあすかの なかすねか ふみぬすめとも あすかきみ たたさぬゆえに』ホ39
『これゆきて むけさらんやと すすむゆえ やまとたたせは』ホ39
『きみのまつりも すみやかに もつれおたたす かみのみち』ミ1
『みかさはに よるももとみの しめくにの まつりたたして』ミ4
『いちゐたたせは たまきねの このなすことお のたまわく』ミ9
『あめのうたえわ かふのとの たたすわみこの おもゐかね』ミ逸

 
たつ(直つ)」と同義語「たす(治す)」の合成。
ここでは「A: 合わす・収める・直す」、またその結果「E: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離す」で、「上げる・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」などの意。

類語:「なおす(直す・治す)」「つつしむ(謹む)」「しかる(叱る)」「いさむ(諌む)」「たたむ(畳む)」「つむく(紡ぐ)
関連語:「うたえただすつかさ(刑部省)」
派生語:「たたし(正し・糺し)」「たたす(糺)」

 
 

【起たす・発たす・立たす】
B: 離す。分ける。湧かす。発す。起す。

『たまふよろきは なめことの ちくさよろきの なおたたすホ10

 
たつ(起つ・発つ)」+「す(為る)」の合成による他動詞化。

類語:「あらはす(現す・表す)

 
 

【立たす】
D: 正の方向に離す。「上げる・勢い付ける・栄す・熟れさす・優れさす・勝らす・至らす」

『たかみむすひの たたしゑた ことわりあれは みことのり』ホ10

 
たつ(立つ)」+「す(為る)」の合成による他動詞化。

類語:「あく(挙ぐ・上ぐ)
派生語:「たたしゑた(立たし枝)

 
 

【(直す)・糺】
和合。和し。治め。調え。直し。

『ふたかみは つねにたたすの とのにゐて あまねくをさむ たみゆたか』ホ27

 
「たたす(唯す・直す)」の名詞化。
ここでは「A: 合わす・和す・治める・調える・直す」などの意。

変態:「たたし(直し)

  

10/03/14

  

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