さふ  サフ  safu
さゆ  サユ  sayu

  

【(触ふ・添ふ・侍ふ・塞ふ・直ふ・清ゆ・冴ゆ)・障ふ・支ふ】
A: 合う/合わす。在る。付きまとう。侍る。圧す。差し支える。抑える。直る。覚める。

変態:「そふ(添う)」「すふ(吸う・据う)」「しる(知る)
派生語:「さふる(侍る)」「さふらふ(侍ふ)」「さうらふ(候ふ)」「さわる(触る・障る)」「さはい(支い・障い)」「さいあひ(最愛)」「みさほ(操)」「さえ」「さわ(沢)」「さえきる(遮る)」「きさひ(后)」「たつさふ(携ふ)」「さは(障・支)」「さむる(侍る)」「さゆり(さ百合)

 
 

【(去ふ・離ふ・散ふ)】
B: 離れる/離す。分く・湧く。放つ。発す。掃う。空く。曲る。

変態:「さる(離る)」「そる(反る・剃る)」「する(掏る)
派生語:「さはく(捌く・裁く)

 
 

【(擦ふ)】
C: 行き来する/させる

変態:「する(擦る)
類語:「さする(摩る)」「なする(擦る)」「かする(掠る・擦る)」「こする(擦る)」
独り言:「さつ(擦)」

 
 

【(騒ふ・栄ふ・聳ふ・早ふ・明ゆ)・冴ゆ】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・早まる・栄る・熟れる・優れる・勝る・至る」

『ここさわゆくや ひめおとり むらくもたひや ほたるひの わらひあさけり』ホ8
『さゆかわゆ くもたちわたり うねひやま このはさやきぬ かせふかんとす』
ホ31
『うねひやま ひるはくもとゐ ゆうされは かせふかんとそ このはさやきるホ31

 
変態:「そふ(聳ふ)」「すむ(澄む)」「さむ(醒む・覚む)
関連語:「ざわざわ」「さわく(騒ぐ)」「さわやか(爽やか)」「さえ(冴え)」
派生語:「さわ(多・騒)」「さいわい(幸い)」「さわく(騒ぐ)」「さやけ(明け)」「さわやま(沢山)」「さわる(騒る)」「ひろさわ(広沢)」「さはか(騒か)」「さや(騒)」「いさわ」「さえく(喧く)」「さほこ(聳穂)

 
 

【(下ふ・垂ふ・沈ふ)・荒ぶ・寂ぶ・錆ぶ・障ふ】
E: 負の方向に離れる/離す。
「低まる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」

『よよあらしほの あもあひに ひたせとさひぬ かんかかみ いまなからえり』ホ8
『くもりさひ うはわるなかこ みかかんと やたのかかみに むかわせて』ホ17

 
変態:「さむ(冷む)」「しむ(鎮む)」「しる(痴る)
派生語:「さほ(竿)」「さわ(沢)」「さひもち(垂没)」「さひ(錆)」「さはい(支い・障い)

 
 

【(添・直・清)】
添うさま。沿うさま。調和するさま。直るさま。
曲りの無い直ぐなさま。一途でひたむきなさま。
 ●<植物の名> =さゆり(さ百合)

『さきにさゆりの はなみとて きみのみゆきは さゆかわに ひとよいねます』ホ31
『うねひねの さゆのはなみと みあえして むろやにめせは』ホ31
『わかみやは このふたうたお かんかえて さゆにそこなふ ことおしる』ホ31

 
「さゆ(添ゆ・直ゆ・清ゆ)」の名詞化。

別名:「ゆり(百合)」「さゆり(さ百合)」「さちくさ(直草・幸草)
類語:「みさほ(操)」「まめ(忠)

 
 

【(冴・明・騒・繁・聳・早・聡)】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
 ●聡明。鋭敏。

『わかみやは このふたうたお かんかえて さゆにそこなふ ことおしる』ホ31

 
「さゆ(冴ゆ・騒ゆ・繁ゆ・早ゆ)」の名詞化。

変態:「そわ・そは・そひ(岨)」「すわ(諏訪・岨)」「さは(多・騒・娑麼)」「さや(明)」「しな(繁)」「しは(精)
独り言:「そう(
騒・早・聡)」

  

09/12/23

  

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