にふ  ニフ  nifu
にゆ  ニユ  niyu

  

【(和ふ・生ふ・似ふ)】
A: 合う/合わす。添う。和らぐ/やわす。生る。収(治)まる/収(治)める。似る。

変態:「なふ(綯う)」「なる(生る・平る)」「にる(似る)」「ぬる(塗る)」「ぬふ(縫う)」「のる(乗る)」「のむ(飲む)
派生語:「にわ(和・庭)「にほふ(匂ふ)」にへ(膠)」「にゐ(和)」「にふ(和)」「にや(和)」「にお(鳰)

 
 

【(逃ふ・退ふ)】
B: 離れる/離す。放つ。払う。区切る。発す。
そる/そらす。曲る/曲げる。

変態:「なる(鳴る)」「のる(宣る)
派生語:「にわ(庭)「にほふ(匂ふ)」

 
 

【新ふ】
C: 回る/回す。行き来する/させる。還る/還す。改まる/改める。新たになる/する。

変態:「いむ(往む・揺む)」「みる(回る)」「ひる(翻る)」「たふ(回ふ・廻ふ)」「ね(根)」
派生語:「にい(新)

 
 

【(熟ふ・延ふ・丹ふ)・煮ゆ】
D: 正の方向に離れる/離す。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・至る・中心にある」

『うひこにゑ にあかるやまそ のてむすひ のかせにかわく くこはにに』ホ18
にあくるみけの ひもろけお ささくるすえも きよらかに』ホ22

 
変態:「にる(煮る)
なる(成る)」「ねる(練る)
派生語:「にほふ(匂ふ)」にはか(俄)」「にはり(新治)」「にわ(熟地)」「をにふ(遠敷)」「にや(熟)

  
 

【(萎ぶ)・鈍ぶ】
E: 負の方向に離れる/離す。「落ちる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・果てる」

変態:「なゆ(萎ゆ)」「ねる(寝る)」「ぬる(温る)」「なむ (鈍む)」「のる (鈍る)
派生語:「にわ(穢・忌・厭)
独り言:「numb」「null」

  
 

【(和・柔)・丹生】
1.合わせ。写し。コピー。

『いつへおつくり にふかわの うたにうつせる あさひはら』ホ29

2.和し。負けて和すさま。女性的性質。

にふのかみ あめのおしゑに ややさめて やわしわらはす』ミ10
『あまねくに おしゆるみなも わかひるめ にふのゐさおし ををいなるかな』ミ10

 
にふ(和ふ)」の名詞化。

変態:「なえ(嘗)」「にゐ(和)」「にわ(和・庭)にお(和)」「にゐ(和)にへ(膠)
類語:「やわし(和し・柔し)」「にこ(和)」「やわ(和・柔)
独り言:「にゅう(柔)」

 
 

【(萎)・鈍】
E: 負の方向に離れるさま。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」さま

『ふたかみの とほこにをさむ としふれは にふなれときの たみあるも』ホ17
『くつおすてなて にふときお ならしもちゐん あめのこころそ』ホ17
『あつくをしゑは にふさるる としとしまなふ あけほのの わさもはやきそ』ホ17

 
「にふ(鈍ふ)」の名詞化。

変態:「ぬは(射干)」「なよ(弱)」「にわ(萎)」「ぬゑ(鵺)なま(鈍)「のろ(鈍)」
派生語:「にふし(鈍し)

  

13/10/28

  

 基本理論はこちら

【ホツマツタヱ解読ガイド】 【ミカサフミ解読ガイド】 【ふとまに解読ガイド】
【やまとことばのみちのく】 【にしのことばのみちのく】 【あめなるみち】
【ホツマツタエのおもしろ記事】