みやひ  ミヤヒ  miyahi

  

【(和結・見結)】
1.和合。(陽陰・男女・経緯・魂魄などの) 和合。調和。同調。協調。

『そのなかひとり すなおなる せおりつひめの みやひには』ホ6
『さすらをの かけのみやひの あやまちお はらしてのちに かえります』
ホ7
『いかりゆるめて たちおさめ みとのみやひお さとさんと こたえのうたに』ホ10
『めとるちちひめ あひともに つねむつましく みやひなせ』ホ11
『めはよにすめる ところゑす うましみやひの ゑいにおれ』ホ13
『ちちははあめお はにあみて つらなるみやひ ててたたよ』ホ16
『しゐたらさやわ めはくにの つきとみやひお あみやわせ ゐみちあらはす』ミ10

2.(心と体の)結び。伝達網。 =こころは(心派)なさけゑた(情枝)あわれゑた(哀れ枝)
  ●心と体が協働してつくる免疫・防御システム。

『われみるに ひとのみやひは なさけゑた あめよりさつく たまとしゐ』ホ17
『ねのむくら わたるみやひか ものおしる なさけなかこに かよえると』ホ17
『まとえるも みやひなかこに つけおけは ひとうつときは いたみしる』ホ17
『こころはあしき わさなせは みやひなかこに つくあわれ』ホ17
みやひより むねにとほれは あやしなく みおをさむれと』ホ17
『いさむとも ぬすむこころは みやひより ゐくらにつけて やすからす』ホ17
『それこころみに わさおなせ われはやのそく みやひあり』ホ17
みやひなけれは みもかるる かれていろほし なんのためそや』ホ17
『むらとはならす わたそえて みやひめつけの わるさつけ』ホ17

3.(心に)合わすもの。感じるもの。気持ち。心情。感情。情愛。 =こころは(心派)なさけ(情け)

『わかひめの うたもみやひお かえさしと もふせはきみの みことのり』ホ1
『めのすかた よくてあるるも みにくきに よきみやひあり』ホ13
『はにこころ よろますしれと みやひから』ホ17
『かれにきもけし みやひかえ やはりあしつと のたまえは』ホ24
『わなにやし うましをとこに あひきとは まけてやわしの みやひなり』ミ10

 
みゆ(見ゆ・和ゆ)」と同義語「やふ(和ふ・結ふ)」の合成「みやふ」の名詞化。
ここでは「A: 合う/合わす・結ぶ」
などの意。
後世に言う「みやび(雅)」とはまったく意味が異なる。

変態:「おもひ(思い)」「みあひ(見合い)」
類語:「むすひ(結び)」「むつみ(睦み)」「なさけ(情け)

 
 

【雅】
D: 正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま

みゆ(斎ゆ)」と同義語「やふ(熟ふ)」の合成「みやふ(雅ぶ)」の名詞化。
ここでは
D: 正の方向(大・多・太・高・前・熟・明・沸)に離れる」で、「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」などの意。

変態:「みやま(熟・美・優・雅)」「ゐやま(敬・礼)」「あやめ(菖蒲)

  

10/02/27

  

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