けり  ケリ  keri

  

【(然り)】
〜の如くである。〜に相違ない。〜に違わず。〜なのである。〜するのである。

『たけかふに すすめかもみお いるおみて みきつくりそめ すすめけりホ2
『さかつきうめる かみのなも ひながたけとそ たたゆなりけるホ2
『あまのはらみと つくはやま あはちつきすみ くまのなりけりホ3
『みちものま しむにあつけて もろかえりけりホ8
『ははやおそえて たまふのみ をしかむしろお おりにけりホ11

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しくあり(如く在り)」→「くあり」→「けり」と転じたもの。
本来的には「あり・なり・たり」などと同様に状況・動作を断定する語であり、詠嘆・過去の意があるとすれば、それは後世における発展と思われる。

類語:「しかり(然り)」「」「」「なり
関連語:「にけり
「ありけり」「なりけり」「ありき」「なりき」「にき

 
 

【鳧】
(脚を)行き来させて泳ぐもの。水鳥の総称。

けりのおよくお なかめつつ つくるふなこの おきつひこ』ミ10

 
ける(転る・回る)」の名詞化。
ここでは「C: 回す・行き来させる・掻く」などの意。

変態:「かも(鴨)」「かひ(櫂・梭)かり(雁)
類語:「かき(掻き)」「こき(漕ぎ)」

  

11/02/23

  

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