ふる  フル  furu

  

【(合る・生る)・触る】
A: 合う/合わす。収(治)まる/収(治)める。在る/現す。継ぐ。調える。比べる。鑑みる。

『やたのかかみは たてにふれ もろとのさかお かんかみよ』ホ11

 
変態:「はる(貼る)」「へる(綜る)」「ほる(惚る・欲る)」「うる(得る)」「ぬる(塗る)」「むる(群る)
派生語:「ふり(風)」「かふる(被る)」「はふる(侍る)」「さふる(侍る)

 
 

【(離る・放る)】【狂る】
B: 離れる/離す。放つ。払う。発す。そる/そらす。曲る/曲げる。

『こかしらの おろちかはめは しまつうし ははきりふれは にけいたり』ホ28
『あしなかくもの おおちから いわきおふりて よせつけす』
ホ29

 
変態:「ひる(放る・簸る)」「へる(放る)」「ほる(放る・彫る)」「うる(売る)
派生語:「あふる(溢る)」「たふる(狂る)」「たふらかす(誑かす)」「かふろ(禿)」「あらふる(散狂る)

 
 

【振る・(告る・布る)】
C: 回る/回す。行き来する/させる。揺れる/揺らす。伝える。めぐらす。行き渡らす。還る/還す。
  動かす。行う。働かす。

『おしひとと いみなおふれて かみありの もちゐたまえは たみうたふ』ホ6
『あひともに ておうちのへて うたひまふ ちわやふるとそ たのしめは』ホ7
『ちのりゐものり ひちにつけ ゆはすおふりて つるきもち』
ホ7
『よのとりけもの いましめと あまねくふれし』ホ15
『あまねくふれて ほつまくに をさまるのちに』ホ16
『みなひとよみき さいおふる むねとはしらね つちおうつ』ホ21
『かたきおとれは をおとくと あまねくたみに ふるるなり』ホ23
『むかしなる あおひとくさも そにふゑて みちおふれても とときかね』ホ23
『ときほこふらは すみやかに とほらんものと つるきなす』ホ23
『そのときふれて かねりとお そたりにつるき つくらしむ』ホ23
『ときにあまてる みことのり やしまめくれと ふれたまふ』ホ24
『こやねして にはりにととめ かつてして うみへおのほる みゆきふれホ24
『あめはふりてり まつたきは いかつちわけて かみおうむ』ホ24
『おちなくて ふれたつぬれは これのさき かもたけすみと いそよりと』ホ27
『ものぬしふれて もののへら かすかのかみお みちひかす』ホ28
『すへらきふれる はかりこと われはひのまこ ひにむかふ』ホ29
『かんよりになも かんやまと いはわれひこの あまきみと あまねくふれて』ホ29
『みことさたまる くにつかさ たみにふれんと もろかえる』ホ32
『きみこれに ゆめあわせして ふれもとむ おおたたねこお』ホ33
『あまねくふれて かみあかめ かみなふみなす』ホ33
『はつきそひ かみあかりとそ よにふれて きみとうちとみ もはにいり』ホ34
『ここにもとひこ もろにふれ まつろはされは ころすゆえ』ホ39
『ことひきはらに おはよえた おきてかわちの ふるいちに またよはおつる』ホ40

 
変態:「ふゆ(振ゆ)」「ゆる(揺る)」「よる(撚る)」「うる(売る)」「おる(折る)
派生語:「ふり(振り)」「はなふる(返振る)」「ふるふ(震ふ)」「とふる(通る)」「ふれ(触れ)」「ふるいち(古市)

 
 

【振る・震る・(奮る・殖る・富る)】【経る・歴る・旧る】
D: 正の方向に離れる/離す。「上がる・勢い付く・進展する・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る・過ぎる」

ふる(経る)としふより つきみけの ひとはもよろに つきむけの ひとはふそよろ』ホ1
『としつきお ふる(経れ)ともやはり やめるかと こころいためて』ホ4
『つるきふり(振り)にけ えひなくる しこめとりはみ さらにおふ』ホ5
あもにふる あかみのかさゆ しむのみき みちひはさまて あらふるおそれ』ホ9
『やとせふるまて かえらねは ななしのききす といくたす』ホ10
『そやとめちつゑ くもなかは ふれはめつゑに あひもとめ あめとふるなり』ホ15
『いまたさかりの かきつはた のちももよろお ふるもしる』ホ15
『ふたかみの とほこにをさむ としふれは にふなれときの たみあるも』ホ17
『まつふしこふと わたかまり ちよおふるとも ましならす』ホ17
『かくなせは すてにまかるも よみかえる ふるのことそと みことのり』ホ20
かのふるのあは にみたから あかつきのあは にのたから』ホ21
『たつのこは ちほうみにすみ たつたしる ちほやまにすみ たつふると』ホ26
『みやにたち ふりてあさけり まぬかるる これあいきしる』ホ26
『みやこには きみむつましく やをかふり つくしのそやと』ホ27
『みそよろふれは あめのなも わけいかつちの あまきみと』ホ28
『ふりおなしむの ととせふり あにおもひきや しのきゑて さらかえるとは』ホ37
『たちはなの もとひこかやに としふりて なしみてめくる ひたかみと』ホ39
『みはきさにすむ そのめふり をかみしりそく はつしくれ』ミ9
『こころつくしも やとせふりミ逸
『よろとしふれは まかるみの ここなのことく かほるなり』ミ逸
『やかみはひとの たまのをお ふくみふらせて なからゑお むすひやわせは』フ序
『いのはらの みはたねはらむ ひたちをひ おひぬつるきの たからふるなり』フいはら

 
変態:「はる(張る・晴る)」「はゆ(栄ゆ)」「ふゆ(増ゆ)」「へる(経る)」「うる(熟る)」「むる(蒸る)
派生語:「ふり(振り・奮り・風)」「ふり(経り)」「ふり(降り)」「あふる(煽る・炙る・溢る)」「ちわやふる(千早振る)」「とふる(徹る)」「かふる(冠る)」「ふるふ(奮う)

 
 

【降る・旧る・(臥る)】
E: 負の方向に離れる/離す。「下がる・勢いを失う・劣る・縮小する・静まる・隅にある・果てる」

『あめにたなひく しらくもの かかるやみねの ふるあられ やすみにこたま』ホ4
『そやとめちつゑ くもなかは ふれはめつゑに あひもとめ あめとふるなり』ホ15
『ひらはのおたは みつたえす たかたはあめの ふらぬとし たねおほろほす』ホ24
『みねにふるゆき いけみつの すえこちさとの たとなりて』ホ24
『ときにたちまち ひさめふる こかねうのとり とひきたり ゆはすにとまる』ホ29
『みほのさみたれ よそかふり ゑやみはやりて いねみもち』ホ30
『さきにさみたれ むそかふり さなえみもちに いたむゆえ』ホ31
『こほのなつ あめよそかふり やましろた あわうみあふれ さもみもち』ホ32
『むそよとし さみたれよそか ふりつつき いなたみもちに いたみかる』ホ37
『たつたのかみの あらわれて このしろゐけの たつのあめ ふりひおけせは』ホ39
『こそよりつつき あめはれて むつきすえやか みゆきふりホ39
『ふみこえゆけは いふきかみ つららふらして かおうはふ』ホ40
『しらくもの かかるやみねの しらたまの あられふれとも あめはるる』ミ逸

 
変態:「はふ(這う)」「はゆ(蝕ゆ)」「へる(減る)」「ほる(呆る)」「うむ(倦む)」「ゆる(緩る)
派生語:「ねふる(眠る)」「やふる(破る)」「あふる(溢る)」「かふろ(禿)」「あらふる(粗降る)

 
 

【旧・古・故・経】
D: 正の方向に離れるさま。「高まる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま
  ●進展したさま。熟れたさま。時が経過したさま。古いさま。過去に遡るさま。

『とかくしおして わかみまこ たかのふるみや つくりかえ』ホ27
『からするは いたましひかな ふるのりも よからぬみちは やむへしそ』ホ37

 
「ふる(経る・歴る・旧る)」の名詞化。
「ふる」の活用は「へる」の下二段に対し、上二段。

類語:「ふ(古)

 
 

【振・奮】
正の方向に離れるさま。「上がる・勢い付く・栄る・熟れる・優れる・中心にある・至る」さま

『これもうひにる ふることや おおきすくなき うすのなも』ホ2
『みことのり なんちわかひこ ひとふるに あまのこやねと なにしあゑ』
ホ14

 
ふる(振る・奮る)」の名詞化。

独り言:「full」

  

10/06/06

  

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